どんな施術?
整体院SEEKで用いるのは、主に2つの手法です。
- 筋膜反射リリース (主として使用)
- カウンターストレイン法 (必要に応じて使用)
いずれも、高い効果がありながら、強く押したり、無理にストレッチをしたりすることのないお身体に優しく安全な施術法です。
各手法のやり方について具体的に、ご説明していきます。
- 問診や動作検査から、原因となっている可能性のあるトリガーポイントを探します
- 見つかったトリガーポイントを緩めるのに有効な他のポイントを、筋膜的につながりのある箇所を探り、見つけ出します
- 検査で動きの悪かった動作を行うときに使う筋膜のつながり
- 今はないが、過去に生じたことのある症状(の原因となりうる箇所)
- ケガや手術歴
トリガーポイントは、特有の硬さがあると同時に、たいていの場合は押すと痛みがあります。
たなか
有効なポイントを探すために、
などを総合的に考慮して探っていきます。ちなみにそのポイントもまた、硬くなったトリガーポイントであることも少なくありません。
下の写真をご覧ください。左手で押さえているのは1で見つけた肩の部分にあるトリガーポイントです。ここの硬さが緩む場所を右手で探り、足首のあるポイントを押さえた瞬間に、「ん?肩の方が緩みだしだぞ!」となったところです。
有効なポイントが見つかると、筋膜上で反射反応が起こり、トリガーポイントが効果的に緩みます。
この時の患者さんとの会話はたいていこんな感じです。
左手で押さえている肩のところ、今、痛いですか?
たなか
え?さっきすごく痛かった肩のところですよね?痛くないです。本当に同じ強さで押してますか?
患者Bさん
押してますよ。もう一回強く押してみますね。・・・どうですか?
たなか
不思議ですけど全然痛くないです。むしろ、後から押した足首の方が痛いです。
患者Bさん
そうですか。少しこのまま待ちますね。・・・今、足首のところの痛みはどうですか?
たなか
足首も痛くなくなってきました。今は両方とも痛くないです。
患者Bさん
トリガーポイントの過敏性が低下していることが確認できればOKです。この流れを必要な数か所に対して繰り返します。
このようなケースでは、以前に足首を痛めたことがあったり、学生時代に部活で走り込んでいた…など、何かしら足首周辺の筋膜に硬さを残した経緯が「過去の生活」の中にあり、それが現在の肩の痛みの背景にあった、という場合が多く、施術の過程で『そう言えば…』と問診時には忘れておられた過去のケガ歴などを思い出されることも少なくありません。
この時、一か所のトリガーポイントの緩みは、つながっている筋膜全体に影響し、患者さんは「全身の力が抜けていく感じ」などと言われたり、急に眠気を感じてウトウトとされることも多いです。
たなか
カウンターストレインとは、アメリカの医師により創始されたオステオパシーという徒手医学の主要なテクニックの一つです。当院ではこれを応用し、効果的にトリガーポイントを緩めます。
- 問診や動作検査から、原因となっている可能性のあるトリガーポイントを探します
- 1で確認できたトリガーポイントの痛みが最もなくなる姿勢をつくります。
- ゆっくりと姿勢を元に戻します。
トリガーポイントは、特有の硬さがあると同時に、たいていの場合は押すと痛みがあります。
たなか
簡単にいうと、押さえている部分が一番”たるむ”ような姿勢をとります。
姿勢自体がお辛い場合は、無理はせず、可能な範囲でその姿勢に近づけるか、他の手法を用います。
的確な姿勢をとることで、これを保っている間、トリガーポイントにより異常収縮した筋肉を「もう緊張させなくていいい」ということを脳が学習し、結果として筋肉は自ら緩みます。
たなか
2の姿勢を90秒程度保持した後、トリガーポイントが十分に緩んだことを確認したら、ゆっくりと姿勢を元に戻します。
ほとんどは、仰向けか横向き、あるいは座ったままの姿勢で行います。
小さなお子様からご高齢の方まで、安全にお受けいただける施術ですので、安心してご来院ください。